あなたは、これまでどんなことに興味を持ったり、行動をしたりしてきましたか?
幼少時から父の影響もあり、宇宙に興味がありました。その興味は成長する中でより増していき、中学3年生にはJAXAから気象衛星打ち上げの記者として選抜されました。その後も、そこで出会った仲間とブラックホールについての研究をしてみたり、個人でも独学で研究の方法を学びながら、たくさんの論文を読み漁って自分なりの論文を書き上げ、学会で発表するなど興味のある分野に対して自ら知見を深めてきました。
そもそもMAKERS UNIVERSITY U-18 THINK BIG CAMPにはどんな想いや期待を持って応募しましたか?
様々な分野にバックグラウンドを持つ人たちと出会い、議論したいというのが応募した理由でした。当時、自分の知識の偏りを課題と捉えており、今後の研究により深みを持たせるためにも自分が触れたことのないテーマのコンテクストを掴み、視野を広げたいと考えていました。 また、色々な人とともにアイデアを出すということの面白さに気づく機会がその前にあったので、 4泊5日もかけてじっくりと行えることはとても魅力的に感じました。
MAKERS UNIVERSITY U-18 THINK BIG CAMPに参加したことで得たことはなんですか?参加前後での自身や活動に変化があれば教えてください。
一番の学びだったのは、「インプットの重要性」を体感できたことです。それまでの私は ほとんど直感で動いていて、ちょっと調べてすぐに動いてしまっていました。しかし、超理系のチームメンターに「もっと複数の切り口で調べろ!」「日本語だけじゃ得られる知見は少ない!」と、インプットに関して多くの気づきをもらえたことはリサーチ能力が上がったと思いますし、同じ直感でもしっかりインプットをした上で動くようになれたと感じています。
5日間のTHINK BIG CAMP中の最も印象に残ったエピソードを教えてください。
3日目、4日目の夜あたりから、メンバーの部屋で遅くまでアイデアを練っていたり、休憩がてらそれぞれの人生について語ってみたりしたのはとてもよく覚えています。また 別のグループも目を真っ赤にしてテーマに取り組んでいましたが、夜中2時過ぎに2、3チームが自分たちの部屋に突然来て「自分たちのアイデアに対して卓袱台返しをしてくれ」という場面もありました。自分の中にあるアイデアだけで満足せずさらにぶっ飛んだ発想をしようと、精神的にハイになりながら取り組んでいた様子はTHINK BIG CAMPらしいなと思います。
THINK BIG CAMP終了後は各メンバーがそれぞれの住んでいる地域に戻ると思いますが、その後も5日間で出会った人たちとの関係は続いてますか?また、その繋がりはあなたにとってどのような価値がありますか。
あんまり慣れない異分野の人たちとの出会いは、自分の視野を大きく広げてくれました。例えば、これまでジェンダーの問題なんて意識的に考えたことはありませんでしたが、今ではそのテーマを見るたび、そこに取り組む仲間のことを思い出し、自分の中にあった偏見も無くなりました。
また、今でもお互いの近況をSNSで共有したりと、とても仲間意識は強くあります。お互い応援しあえる関係性があり、またそこでの情報からまた自分の中で新たな関心が広がるのを感じています。
いま振り返った時に、あなたとってMAKERS UNIVERSITY U-18 THINK BIG CAMPを一言で表すと何ですか?
一言で言えば「カオス」ですかね。でも、カオスの中にあるコスモスを見出すみたいな。 とにかくそこにいる人たちがみんなバラバラで、ある参加者は小学校の時は寿司職人目指していたのに今は脳について研究していたり、あるメンターはアーティストなんだけど起業とか教育とか色々な分野で活躍していたり。そんなカオスな環境に身を置く中で、若いうちに何やっても失うものはない、変化して良いんだということに気づき、自分の将来イメージが一回白紙に戻った感じで、これからまたもう一度考えようと思えました。
この機会を通じて抱くようになったビジョンや、今後に向けて今考えていることを教えてください。
今後は、ブラックホールについて多角的に見ていきたい。具体的には数年前に重力波が観測され重力天文学の幕開けだと捉えているが、ブラックホールの今まで見られなかった新しい側面が見られるようになったことで生まれる新しい分野を理論的物理観点から見ることに挑戦したいと考えています。また、同時にX線天文衛星などをもっとユニークにもっと実用的に使え、行いたい研究にフィットしたものを作り、より早い観測結果と正確性を求めたいです。
東京都出身。ギャグを心から愛す、バスケが大好きな高校生。趣味はピアノ、映画鑑賞、美味しいものを食べること。幼少時から父の影響で宇宙に興味を持ち、中学時にはJAXAから気象衛星打ち上げの記者として選抜され、高校時には自身で宇宙に関する活動を展開している。
MAKERSUNIVERSITY U-18 THINK BIG CAMPに参加をした
第1期メンバー、第2期メンバー、第3期メンバー、第4期メンバー、5期メンバー、6期メンバーの体験談を紹介します。
THINK BIG CAMPに参加する前の様子、また参加してからの変化など、ぜひ参考にしてください!
MAKERS UNIVERSITY U-18 第6期メンバー
最高にカオスな空間
MAKERS UNIVERSITY U-18 第6期メンバー
終わらせたくない共創の始まり
MAKERS UNIVERSITY U-18 第6期メンバー
多様なエネルギーの源泉
MAKERS UNIVERSITY U-18 第6期メンバー
初めての挑戦。
MAKERS UNIVERSITY U-18 第6期メンバー
ライトオレンジの空
MAKERS UNIVERSITY U-18 第6期メンバー
共に歩んでいける仲間と出会える場所
MAKERS UNIVERSITY U-18 第5期メンバー
大きなターニングポイント
MAKERS UNIVERSITY U-18 第5期メンバー
新世界の入り口
MAKERS UNIVERSITY U-18 第5期メンバー
旅の始まり
MAKERS UNIVERSITY U-18 第5期メンバー
ペイフォワード
MAKERS UNIVERSITY U-18 第4期メンバー
未来へBoostされる場所
MAKERS UNIVERSITY U-18 第4期メンバー
人生の分岐点
MAKERS UNIVERSITY U-18 第4期メンバー
航海の始まり
MAKERS UNIVERSITY U-18 第4期メンバー
食べてみたら美味しい
MAKERS UNIVERSITY U-18 第4期メンバー
遠距離の恋人
MAKERS UNIVERSITY U-18 第3期メンバー
棚田を次の世代へ
MAKERS UNIVERSITY U-18 第3期メンバー
救えるはずの命を救う
MAKERS UNIVERSITY U-18 第3期メンバー
“高校生”の枠を超え、世界へ
MAKERS UNIVERSITY U-18 第1期メンバー
“実業家”としてアジアの格差を緩和する
MAKERS UNIVERSITY U-18 第3期メンバー
“感情”と“科学技術”の二兎を追う
MAKERS UNIVERSITY U-18 第1期メンバー
教育から日本、そして世界を変える
MAKERS UNIVERSITY U-18 第1期メンバー
頼もしい仲間が増える場所
MAKERS UNIVERSITY U-18 第1期メンバー
一言で言えば「カオス」。
MAKERS UNIVERSITY U-18 第2期メンバー
新たな自分の「はじまり」
MAKERS UNIVERSITY U-18 第2期メンバー
どう生きていたいのかを考える「きっかけ」